子どもの成長・親の成長 ~「うちの子だけ」じゃないです!~

これってうちの子だけ?

「宿題やりたくないって言ってます」
「公文、行きたくないって言ってます」

こっれって、かなり、あるあるです。

「うちの子だけがそう言っている」わけではないですよ。

教室に通う大半の子どもが、通過する道です。
それも、一度それをクリアしたからOKというわけではなく、その壁は何度でもやってきます。

公文を始めたばかりでお迎えに来ていただいている保護者様、教室の生徒たちをご覧になられて、「すごいなぁ」とおっしゃってくださいます。
教室に通っている子どもたち、教室での学習の姿を見ていると、私も「すごいなぁ」と感心します。

ですが、その裏には各ご家庭でのバトルがあったりします。

そういう私も、我が子とのバトルは、毎日のようにありました。
私自身が泣きながら我が子に対してブチ切れたことも、一度や二度ではありません。
子どもは、あの手この手で色んなことを仕掛けてきます。
そのたびに、こちらも対応策を考えます。
そうやって、親子で成長してきたなと、今となっては思い出として振り返るだけの余裕もでてきました。

保護者の方も、ご自身がしんどい時は、「しんどいんです」と言ってください。

そのために、教室には私がいます。
悩んだ時には、いつでも声を掛けてください。
そこで立ち止まってしまったら、もったいないですよ。

私は、勉強だけしかできない子どもは、育てたくありません。

いくら、テストで毎回100点でも、自分自身の頭で考えられない子、がんばるべき時にがんばれない子、変化に対応できない子になってしまっては意味がないと思います

先日、公文を卒業する生徒さんと保護者さんがあいさつに来てくださいました。
その時の言葉です。

「小さな頃から公文に通い、はじめは算数が苦手でいやだなって思う時もあったけど、小学校5年生くらいから、すごいレベルまで進んでいるんだという実感があり、その自信でたくさんの力を発揮できるようになりました。
毎日コツコツと積み重ねてきた努力は誰にも負けないと思っています。」

私、この生徒さんにお伝えしました。

「大学生になったらバイトで帰ってきてね」

そしたら、

「最高の誉め言葉です」

と、保護者さんと生徒さんがおっしゃってくださいました。

努力ではどうにもならないこともあるかもしれません。
でも、努力しないと絶対にできるようにはなりません。
生徒さんに教えられた3月でした。